絵本

寝かしつけに有効な絵本の使い方【読み聞かせ】

  • 日中は育児に追われる為、夜に自由な時間が欲しい
  • 子供の成長の為に、早めの時間に寝る習慣をつけたい
  • 中々寝てくれない我が子にイケないとは思いつつもイライラしてしまう

という方は多いかもしれません。

子育てにおいての悩みにおいて「寝かしつけ」は上位に挙がることでしょう。

絵本の活用方法の一つとして寝かしつけ時の利用が知られています。
我が家においても寝る前の習慣として絵本の読み聞かせを取り入れています。

しかし、絵本の読み方や選び方を誤ると寝かしつけの逆効果にもなり得る為、注意が必要です。

この記事では、寝かしつけに絵本が適している理由や寝かしつけに有効な絵本の選び方・読み方について記載しています。

寝かしつけに絵本が有効な理由

子どもたちの寝かしつけで困る点はなんでしょうか?

私が子どもたちの寝かしつけで苦戦をしがちなのは以下の3点になります。

  • そもそも、子どもが寝室に行くのを嫌がる
  • 寝具に横になっても、寝つきが悪く30分以上寝つかない
  • 夜中に目覚める(夜泣き)

夜泣きに関しては、絵本はあまり有効ではないと感じています…

しかし、他の2点については絵本は有効であると考えています。

絵本の読み聞かせを楽しみになれば、寝室へスムーズに

寝室への移動が寝かしつけの第一関門ではないでしょうか?

私も我が家の子どもたちが、素直に寝室に向かってくれないことが悩みでした。
同じように考えている方が多いと勝手に思っています。

「まだオモチャで遊びたいから寝室に行きたくない!!」

そんな言葉と戦い毎日、寝かしつけを行う前に寝室に行く行かない勝負が勃発していました。

ただ、我が家の子どもたちが気に入っている絵本を「寝室で一緒に絵本読もうね!」と話すと割と簡単に寝室についてきてくれることが多かったです。

子どもからすると、寝室に行くと「楽しいことが終わってしまう」という思いから寝室に行くのを拒否していたと思います。

それを寝室に行くと「絵本を読んでもらえる」と置き換えることで子どもたちの楽しい時間を継続することができ、比較的寝室についてきてくれやすくなります。

絵本で心が落ち着くリラックス効果が期待できる

大人も子どもも、精神的に落ち着き、リラックスした状態になることが入眠には重要です。

子どもたちは就寝前も自分の好きなオモチャなどで遊んだりし、興奮した状態でいることが多い為、「どのようにリラックスしてもらうか?」が重要です。

そして、人にリラックスしてもらうのは絵本の得意分野です。

読み聞かせに適した絵本では、落ち着いた色彩や癒されるイラストが描かれているため、それを眺めることで、遊びで興奮していた状態から落ち着くことができます。

母親や父親など大好きな人の声を聴くことで、子どもたちは安心し癒される時間を過ごすことができます。

親子で穏やかな時間を過ごしていただけたらと思います。

寝かしつけに有効な絵本の選び方

寝かしつけに有効な絵本は、日中に読む絵本とは異なります。

カラフルで鮮やかであったり、絵本のキャラクターと一緒に体を動かして楽しむ絵本などは興奮してしまうため、寝かしつけというシーンにおいては適していないと言えるでしょう。

寝かしつけに適している絵本の特徴は以下の通りになります。

落ち着いた雰囲気であること

簡潔な内容であること

繰り返しの内容が続き、予測可能な内容であること

お気に入りの絵本であること

各特徴について少し詳しく説明します。

落ち着いた雰囲気であること

寝かしつけに有効な絵本は、落ち着いた雰囲気があることが大切です。例えば、静かな風景やゆっくりとしたリズムがある絵本は、子どもたちを落ち着かせる効果があります。

一方で刺激的なシーンや音楽的な要素が強い絵本は、子どもたちを興奮させてしまい、寝つきが悪くなる可能性があります。

簡潔な内容であること

寝かしつけに有効な絵本は、ストーリーが簡潔であることが望ましいです。

長すぎるストーリーや複雑な内容の絵本は、聞いている子どもたちが疲れてしまい、結果として寝つきが悪くなることがあります。

例えば、「おつきさま こんばんは(林 明子作)」はお月様や雲と話しているように展開し、お月様の表情の変化を楽しむことができます。夜の中、お月様とのやり取りをシンプルに楽しむことができ、子どもたちも負担なく絵本を楽しむことができるでしょう。

繰り返しの内容が続き、予測可能な内容であること

子どもたちは、予測可能な展開に安心感を感じます。
寝かしつけに有効な絵本は、繰り返しの要素がある絵本を選ぶことをオススメします。

例えば、「くーくーねむりんこ(南 椌椌作)」や「もうねんね(松谷 みよこ作)」のように「ねんね」をイメージするシーンが繰り返し登場する絵本は子どもたちにとって安心感を与え、入眠にオススメとなっています。

お気に入りの絵本であること

最後に、子どもたちがお気に入りの絵本を選ぶことが大切です。

子どもたちが好きな絵本であれば、入眠に必要なリラックス効果を得られるだけでなく、習慣化しやすく、継続的な効果が期待できます。

寝かしつけに有効な絵本の読み方

絵本を寝かしつけに有効活用する際は、まず環境を整えることが重要です。

皆さんも「枕や布団が変わると眠れなくなる」という経験をしたことはないですか?

子どもも同様。もしくはそれ以上に就寝環境に敏感です。

就寝場所

温度

明るさ

上記のような環境を整え、静かな場所で、落ち着いた雰囲気の中で絵本を聞くことが大切です。

次に読み聞かせ時の注意すべき点についてです。


読み聞かせをする人もリラックスした状態で、トーンを抑えたゆっくりとしたペースで読むことが大切です。

読み聞かせをする年齢は0歳でも問題ありません。

母親や父親といった、子供にとってなじみの深い声は温もりを感じて、安心・リラックスすることができます。

もう一点、寝かしつけに絵本を使用する際に大事なことがあります。

事前に「今日の絵本の読み聞かせは〇冊だよ!」と数を決めておきましょう。

これを忘れると永遠と絵本を読まないといけない恐れがあります…
(我が家は寝る際の絵本は4冊と決めています)

入眠儀式に絵本を取り入れ、寝かしつけに活用を

皆さんは「入眠儀式」という言葉をご存じでしょうか?

「入眠儀式」とは、就寝前の行動を習慣づけることで、寝つきの良さを促したり、良質な睡眠を促す為に有効な方法です。年齢を問わず有効と言われています。

つまり、「子どもが寝るのを待つのではなく、眠気を促してしまおう」ということです。

「入眠儀式」には様々なものがありますが、代表的なものには、ストレッチや呼吸法、読書、音楽鑑賞などがあります。

例えば、以下の通りになります。

  1. 入浴
  2. 歯磨き
  3. 白湯を飲む
  4. ストレッチ
  5. 布団に入る

上記の例のように、行動を固定しルーティンとすることで身体と心のリズムを整え、ゆっくりと睡眠へ備えることができます。

そして、子育てにおける「入眠儀式」で有効な方法の一つが絵本を取り入れることです。

「寝かしつけに絵本が有効な理由」で記載した通り、絵本には心が落ち着くリラックス効果が期待でき、育児における入眠儀式と非常に相性がいい組み合わせと言えるでしょう。

入眠儀式のルーティンが1週間で習慣づく場合もあれば、1か月やそれ以上要する子もいます。

最初は根気が必要になりますが、スムーズな寝つきにおいて非常に有効的な方法になります。

“絵本を読んだらおやすみなさい”を習慣づけて寝かしつけに絵本を取り入れてみませんか?

最後に

寝かしつけに絵本を読むことは、子供たちの健康的な睡眠を促進するうえで非常に有効な手段です。

絵本を読むことによって子供たちはストレスを解消し、安心感を得ることができます。

是非、皆さんの読み聞かせで子供たちが絵本の世界に没頭し、現実から離れて気持ちを落ち着かせることができ、眠りにつくための心地よい環境を作ってみていただけたらと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

Mahalo!!

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