今回は、【子どもが育つ魔法の言葉 世界中の親が共感した子育ての知恵100 新装版】を読んでみて、非常に素敵な本だなと感じたので紹介します。
この本をオススメしたいのはこんな方!
- 新米パパだけど育児について、オススメの本を漠然と探している方
- 子どもを伸び伸びと育てたい親
- 子育てに悩んでいる親
- 小さなお子さんを持つ親、あるいはこれから持つ予定の親
書いてて思いましたが、この本は結局のところ
子どもに接する機会が多い人は全員読んでほしい!
目次
まずは、この本について
題名は【子どもが育つ魔法の言葉 世界中の親が共感した子育ての知恵100】
私が読んだのは新装版です。
本書はアメリカの作家である”ドロシー・ロー・ノルト”氏と精神科医かつ臨床ソーシャルワーカーである”レイチャル・ハリス”氏が書いた累計350万部を超えるベストセラー
世界22ヵ国で愛読され“子育てで大切なことはなにか?”というテーマで書かれています。
日本では2005年2月に皇太子殿下が誕生日の記者会見にて、本書の中に記載されている
”子は親の鏡”
に感銘を受けたとし、全文朗読されたことから大ブームになったようです。
本書は1998年に刊行されたようです。その内容を今、読んでも、学べるということは、それだけの子育ての真理をついていると言ってもいいのではないでしょうか?
この本の構成はどんな感じ?
普段読書しない人でも読みやすい書き方
まず何より、読みやすいと思いました。
文字だけで図やイラストの挿入は無いが、1時間ほどで読めました(少なくとも2時間くらいあれば読めるのではないでしょうか?)
1ページに1テーマ分が記載されているため、小さくまとめられてどのページから読んでも問題ないです。
その為、普段読書しない人でも読みやすい書き方になっています。
本書は子は親の鏡の詩1行毎に取り上げます。
その後、これはこういうことを伝えたいとエピソード仕立てで教えてくれる小さな解説が入ります。
その小さな解説が100個あり、本書の題にある
【子どもが育つ魔法の言葉 世界中の親が共感した子育ての知恵100】
と関連しています。
実際、どのように書かれているか?
まず、詩の一行として以下を例にして見ていきましょう。
”けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる”
上記の一行に対して
- 親の不平は子どもに伝わる
- ついカッとなってしまったら
- 忙しい時こそ、ゆとりをもって
詩の1行毎に上記リストのように小さな解説が記載されています。
“ついカッとなってしまったら”では
要約すると、
一人の少年が花瓶をひっくり返して水浸しにしてしまいます。
そこでお母さんはカッと感情的になりがちな場面ですが、冷静に子どもとコミュニケーションをとることができれば一緒に失敗の要因を考え、その経験から学ぶことができる。
上記のことが分かりやすく記載されています。
このように100個にわたっての解説があり、どれも”なるほどな~”となります。
人によってどれに感銘するかは異なりますが、必ずクリティカルヒット!!する物があります!
この本の内容を簡潔に言うと
“子どもは親を手本として育つ。毎日の生活での親の姿こそが、子どもに最も影響力を持つ。”
だからこそ、親としての必要な心構えを学ぶことができます。
つまり
子どもを育てる本ではなく親を育てる本!
だからこそ、
子どもに接する機会が多い人は全員読んでほしい!
この本を読むと、どんな風に良いことがあるの?
これは私が本書を読んだ後の変化ですが
子どもに接する際の余裕が生まれました。
一方的に注意したりすることが減って、何か問題が起きても子どもと一緒に考えるようと取り組めるように意識して取り組んでます。
その結果!とまで言っていいかは分かりませんが長女の行動にも少し変化もありました。
以前は自分が遊びたかったおもちゃを取られた際にお友達や次女を引っ張ったり押したりしてしまう場面が多く見られました。
いくら注意しても聞いてくれなかったんです。
そういった際に”どうしたらいいかな?”と根気よくコミュニケーションをとりました。
その甲斐があってか最近は行動ではなく「貸ーしーて!」と言葉で自分の意思をとるように成長してくれました。
後は、夫婦ともにイライラする機会が減ったので家庭内の雰囲気もいい気がしますね!
上手く伝えることができたかは分かりませんが、本当に素敵な本だと思ったので紹介させていただきました。
是非、多くの方に読んでもらえたらと思います。
Mahalo!!